大雪で天然記念物「虫川の大杉」の大枝折れる

新潟県上越市は2012年1月16日、浦川原区虫川の白山神社にある、国の天然記念物で樹齢1200年とされる虫川の大杉の大枝が雪の重みで折れたと発表した。

同市によると、15日午前1時ごろ、近所の住民が大きな音を聞き、朝になって確認したところ、長さ約10mで子供の腰回りぐらいの太さの大枝が折れて神社の屋根にもたれ掛かるように落ちていたという。大枝の落下で神社のトタン屋根の一部が壊れた。けが人はいなかった。付近には1m60cmほどの積雪があり、市では雪の重みで折れたとみている。

折れた大枝が神社の屋根に落ちて、神社の屋根が壊れた(写真・上越市提供)
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虫川の大杉は、高さ30m、枝張りが最大25m、幹の周囲は10.6mもある巨木。「千年杉」の愛称で親しまれている。