2011年の上越地方の企業整理・倒産状況

新潟県上越市本町6の東京商工リサーチ高田支店は2012年1月5日、2011年の上越地区(上越市、妙高市、糸魚川市)の企業整理・倒産状況を発表した。負債1000万円以上の倒産件数は前年の16件から4件少ない12件で、平成に入ってから3番目に少なかった。負債総額は前年より45億8100万円多い95億6000万円で、平成に入ってから7番目に多かった。

整理・倒産

地域別にみると、上越市が8件(前年13件)、負債総額は30億2300万円(前年48億8600万円)で、妙高市が1件(前年2件)、負債総額は8000万円(前年6500万円)、糸魚川市が3件(前年1件)、負債総額は64億5700万円(前年5400万円)。

負債が大きく増加しているのは、春日管財(上越市・負債13億円)、協栄観光(糸魚川市・負債56億1700万円)といった大型倒産が要因としてあげられる。

新潟県内では倒産件数が142件(前年134件)、負債総額658億6600万円(前年390億4900万円)と、いずれも増加している。地区別では、新潟市が65件(前年49件)、長岡市11件(前年16件)、村上市9件(前年4件)、上越市8件(前年13件)の順となっている。