除雪中の事故続発 市内2日間で4人重軽傷

強い冬型の気圧配置の影響で新潟県上越市内は2011年12月24、25日、まとまった降雪にみまわれ、除雪作業中の事故によるけが人が相次いだ。上越市の発表によると、この2日間で除雪機に足を巻き込まれたり、雪下ろし中に屋根から転落するなど4人が重軽傷を負った。

上越市内は激しい雪にみまわれ、昼間から見通しが悪くライトを点灯して走る車も多かった (2011年12月25日午前11時半ごろ、かに池交差点を国道18号方面向かって撮影) kaniike1

屋根から転落し重傷

12月24日午前10時40分ごろ、浦川原区日向で自宅屋根の雪を下ろしていた男性(78)が高さ約2mの屋根から転落。腰の骨を折る重傷を負った模様。

除雪機に足巻き込まれ重傷

12月25日正午ごろ、牧区棚広新田で男性(63)が除雪機に左足の膝から下を巻き込まれ、数か所にわたり切り傷を負う重傷。

男女2人が除雪機で軽傷

12月25日午前9時20分ごろ、大潟区長崎で男性(75)がトラクターで除雪作業中に後部が一部が側溝に当たった衝撃でトラクターの屋根に頭を打ち、額に擦り傷を負う軽傷。 12月25日午前11時35分ごろ、中郷区福田で女性(57)が除雪機に腕を巻き込まれ左手の指に切り傷を負う軽傷を負った。 気象庁によると12月25日午後4時現在、上越市高田の積雪は42cm。ただ市内でも山間部では1mを超えている地域もあり、男性が除雪機に巻き込まれ重傷を負った牧区棚広新田では168cmの積雪が観測されている。 また上越市の隣の妙高市では12月24日、除雪作業中の男性(77)が流雪溝に落ちて死亡する事故が起きている。

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