大にぎわいの寒ブリ祭で、三枚おろしの実演

佐渡産の寒ブリを存分に味わう催し「寒ブリ祭」(直江津港周辺活性化協議会主催)が2011年12月11日、新潟県上越市港町1の佐渡汽船直江津ターミナルで行われ、大勢の市民が詰めかけた。旬を迎えた寒ブリを三枚おろしにする包丁さばきの実演も行われた。

三枚おろしの模様を動画で(3分44秒)

実演をしたのは、包丁を持って40年という上越市中央2の勝島魚店店主の勝島勝美さん(59)。12kgを超える大物のブリをまな板に乗せると、まずは力を込めて頭を切り落とした。続いて腹身と背中から中骨に沿って包丁を入れ、尾を持って背骨に沿って包丁を動かすと、三枚おろしの出来上がり。見事な包丁さばきに、観客からは大きな拍手が送られた。

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さばいたブリは佐渡両津の定置網にかかった大物。「今年はブリの価格が安く、仕入れ値が1匹2万円ぐらい。10kgを超えると脂の乗り方が違う」と話す。さばいたブリは、市価の半値以下の格安で販売された。寒ブリの旬は来年2月末までだという。