上越市副市長に山岸行則前議長選任へ

新潟県上越市の村山秀幸市長は2011年11月15日までに、前市議会議長の山岸行則市議(61)を副市長に選任する方針を固めた。現職の稲荷善之副市長(50)と来年1月1日に交代させる予定で、市議会12月定例会に関連議案を提案する。

上越市長選の村山氏事務所開きで挨拶する山岸氏(2009年8月4日)
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来年4月の市議選では定数が現在の48から32に大幅に削減される。山岸氏によると10日、村山市長から、市民の声を行政にしっかりと反映させる仕事を担ってほしいとの要請があり、山岸氏は13日に承諾したという。

山岸氏は1992年に初当選し、現在5期目のベテラン。2006年5月から4年間の議長経験もある。政策通としても知られ、その高い意見集約・調整の手腕に期待した形だ。

山岸氏は取材に対し、「これまで議会人として市民の声を伝えてきた。今度は行政の立場で市民の声を反映させていきたい」と話した。

一方、現職の稲荷副市長は元県職員で2010年1月から副市長を務めている。辞職後、県職員に復職する見通し。

関連議案は来月に行われる市議会に提案される。