今冬から除雪車にGPS 状況リアルタイム把握

新潟県上越市は2011年11月9日、除雪計画を発表し、今冬から新たに旧上越市で稼働する全ての除雪車にGPS(衛星利用測位システム)端末を取り付け、来年1月をめどに出動状況をホームページで公表すると説明した。

2011年1月の上越大通りの除雪の様子
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旧市域で稼働する全ての除雪車約170台にGPSを取り付け、除雪作業の進行状況がリアルタイムに把握できるようにする。

まとまった雪が降ると、市役所には除雪車が来ないという苦情が多く寄せられ、昨冬(2010年12月~2011年3月)は1400件以上の問い合わせがあった。問い合わせのたびに市の担当者が除雪業者に電話をかけて出動状況を確認し、再び市民に電話して回答していたが、GPSの導入により市民の問い合わせに即座に回答できるようになるという。

市ではシステム全体のテストを11月中に行い、除雪車の位置と稼働情報のホームページでの公開は来年1月をめどに行うとしている。

除雪車へのGPS搭載は隣の妙高市ですでに行われており、新潟県内では上越市が2番目の導入だという。


今冬の市道の車道除雪延長は土地区画整理などにより前年度より7km増え1699km。除雪車は6台増やし323台にした。

また昨年の除雪基準見直しで導入した、幹線道路や救急指定病院の周辺などの「重点路線」を優先的に除雪し、24時間の交通を確保する。

時間ごとの除雪の出動判断基準や除雪路線の重要度の区分は昨年と同じ(下の関連記事参照)。

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