糸魚川市のプラント工事、製缶業が破産申請

糸魚川市押上の砕石プラントなどの工事やメンテナンス、製缶業の「株式会社 協和プラントシステム」(資本金1500万円、従業員20人)が2011年11月4日付で事業を停止し、弁護士を代理人として新潟地裁高田支部に破産を申請した。東京商工リサーチ高田支店によると、負債総額は約7億1000万円が見込まれる。

整理・倒産

同社は1958年に創業、68年6月に法人化した。長年の営業実績から地元のほか、隣県にも販売実績を持ち、ピーク時の1997年2月期には約15億1200万円の売上高があった。しかし、2007年2月期以降は、業績不振で赤字決算が続き、2010年2月期には債務超過に転落していた。今年10月に会長が急逝したことも一因となった。

負債総額の内訳は、金融債務は約5億8000万円、一般債務は約1億3000万円と見込まれる。