上越のご当地グルメとして人気を呼んでいる焼きそば、ブラック(糸魚川市)、ホワイト(上越市)、レッド(妙高市)に続き、新たにグリーンとイエローの2色が加わることになった。「これで上越地域の焼きそばで5色がそろう。『焼きそばゴレンジャー』として話題になれば」と関係者は期待を寄せている。
まずは試作が終わり、あとはデビューを待つだけの「東洋一のはすの葉 グリーン焼きそば」。上越市の正善寺工房で食に関する活動をしている「NPO法人食の工房ネットワーク」が開発した。
乾燥させたハスの葉の粉末を練り込んだ緑色の麺が特徴で、イベントなどで提供しやすい蒸し麺にしようと、製造を石倉製麺に委託した。麺の製造過程で入れるかんすいとハスの粉が反応し茶色に変色してしまうため、7回の試作を経て、ようやくきれいな色を出すことに成功したという。
具は小松菜やアスパラ、オータムポエムなど上越で採れる季節の野菜と、正善寺工房で漬け込んだたくあんを使用する。味付けは中華料理用の調味料「味覇(ウェイパー)」で具材を炒めた後、ポン酢を混ぜ合わせる。
同NPOは「イベントで人気のコロッケに続く定番にしたいと開発した。ほとんどが地元産の具材で、肉を使わないのでヘルシー。今後はポン酢も独自に配合したものを使いたい」と話す。
10月2日に寺町で行われる「寺町フェスティバル」がデビューとなる。食べやすいよう縦長の450cc入りのカップに入れて提供する。1食500円。
イエロー焼きそばは、上越商工会議所青年部の地域開発委員会が開発中で、10月22、23日の「越後・謙信SAKEまつり」でデビューする予定だ。