上越市が学校給食食材の放射性物資検査

東京電力福島第1原発の事故を受けて上越市に学校給食の食材の放射性物質含有量を調べるための機器が配備される。2011年9月27日、上越市議会の一般質問で中野敏明教育長が明らかにした。

上野公悦議員(共産)が質問した。

県が開会中の県議会9月定例会に提案している補正予算で7台の導入を予定しており、上越にも配備される見通しだという。

県は機器を使って検査する専門の職員も配置する。市は現在この機器を使った検査の実施計画を策定中。機器の導入に2~4か月程度かかるとされており、早ければ11月、遅ければ来年2月ごろからの実施となるという。

学校給食の食材について同市では、地場産、県内産、国内産の順番に選定している。県内の肉用牛に与えている飼料の稲わらから高濃度の放射性セシウムが検出された問題を受け2学期からは、牛肉を使用していない。