上越市の村山秀幸市長は2011年8月26日、原発事故の対策などについて専門的な見地から助言を得るため、「原子力アドバイザー」を設置することを定例の記者会見で明らかにした。
業務委託料として90万円の補正予算を、来月５日から始まる市議会9月定例会に提案する。10月をめどに設置する予定。
現在、市に原子力の専門家がいないことから設置する。国や県から来る原子力に関する情報の分析や東京電力との協定締結、同市の地域防災計画原子力防災対策の見直し、市民からの質問への回答などについてに専門的な立場からの助言を得る。
アドバイザーは、特定の人物ではなく、コンサルタント会社など法人組織を通じて、複数の専門家に依頼することも想定しているという。
