糸魚川市で真夏の海岸にオットセイ出現!?

糸魚川市の間脇(まわき)海岸で、離岸堤に一匹のオットセイがのんびりと日光浴している。夏の暑い時期に現れるのは珍しいはずだ。(2011年8月27日現在)

糸魚川市の海岸にオットセイが(クリックで拡大)
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マリンピア日本海のまとめによると、2003年10月以降、新潟県内にオットセイが漂着したのは6例ある。2005年1月29日には佐渡市沢根町で、2005年5月11日には上越市柿崎区三ツ屋浜(死亡)、2005年5月16日には佐渡市月布施で、2007年4月11日には糸魚川市能生区筒石で、2006年1月25日には柏崎市青海川海岸(死亡)、2008年1月19日には村上市柏尾に、それぞれ漂着している。だから、別に不思議なことではない。

ところで、海岸のオットセイは、いつまでたっても動かない。不思議に思って近くの人に聞いてみると、「流木の形がオットセイに見えるんです。もう10年以上、あそこにありますよ」と教えてくれた。

別の角度から見ると、後ろ姿のワシに見える
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地元の人に話を聞こうと、海岸沿いの久比岐自転車道を進み、あのオットセイを再び見ると、あ~ら不思議。今度は鳥の形に変わっている。

海岸にいた年配の夫婦に聞いてみると、「見る方向によってオットセイに見えたり、ワシに見えたりするんです。オットセイの頭に海鳥が止まると、サーカスのオットセイみたいに、口の先にボールなどを乗せているように見えますね」「流木はがっちりとブロックに挟まっていて、冬の荒波でも台風の波でも外れることはないよ」という。

海で遊んでいた地元の子供たちも「オットセイやアシカに見えるよ」と教えてくれた。

糸魚川市の浦本駅から徒歩5分。

オットセイ地図