上越市環境衛生公社は市内を走るごみ収集車の車体に郷土の偉人を描いて紹介する取り組みを始めた。第一弾は日本近代童話の父、小川未明と日本画家、小林古径が取り上げられている。
同社のごみ収集車には10年ほど前から、環境問題に関する標語やイラストが描かれていた。4年前からは「桃太郎」「一寸法師」「笠地蔵」などの昔話シリーズに取り組み、ここ数年は新潟国体、天地人博などを題材としてきた。いずれも地域貢献の一環。
今回は「上越の先人シリーズ」。収集車の左側面に「上越の風土を愛した日本のアンデルセン 童話の父 小川未明」、右側面には「上越が生んだ近代日本画の巨匠 小林古径」と書かれている。
今後は「夏は来ぬ」の作曲で知られる小山作之助、応用微生物学の父、坂口謹一郎、郵便制度の父、前島密、日本のワインの父、川上善兵衛を予定している。