「今度こそ鬼門突破を」。サッカーJリーグ1部の川崎フロンターレのサポーター170人が2011年7月23日、新潟市の東北電力ビッグスワンスタジアムで行われるアルビレックス新潟戦を前に、上越市の春日神社などを訪れた。敵地、ビッグスワンで一度も勝ったことのない川崎。春日神社は戦国武将、上杉謙信が戦勝を祈願した神社として知られ、謙信にあやかって必勝を祈願した。サポーター必勝祈願した後、春日山城の鬼門に当たる、春日山城史跡広場の出入り口から外に出てチームの「鬼門突破」を願った。
川崎はJ1で過去に3回2位に入るなど屈指の強豪。今季も15位に低迷する新潟を尻目に4位に位置している(今月22日時点)。だが敵地での新潟戦の相性は悪く、2001年以降、1分11敗といまだ未勝利。そのうちビッグスワンでは1分6敗となっている。
クラブでは様々なアウェー戦のツアーを企画しているが、今回は「今度こそ新潟から勝利を」と必勝祈願に戦に負けなかったとされる上杉謙信ゆかりの上越を訪れた。
一行はバス4台に分乗して川崎を午前7時に出発。午後1時過ぎに春日山神社前に到着。135段の階段を上がって境内前で「上杉おもてなし武将隊」のパフォーマンスを見学した。その後徒歩で移動し、春日神社では玉ぐしを捧げ必勝を祈願。最後は春日山城史跡広場で勝ちどきをあげて、鬼門があった史跡広場の出入り口から外に出た。大半はそのままバスに乗って新潟に向かったが、一部サポーターはその後も名立区の天王滝で滝行し勝利を願った。
試合は午後7時から。Jリーグ公式サイト↓
http://www.j-league.or.jp/live/2011/j1/072304.html