肺がんのため2010年11月28日、52歳の若さで死去した元ロス・インディオス&シルヴィアの歌手、シルヴィアさんが2年前の2008年5月11日、上越市中央1のホテルハイマートが開催したディナーショーに出演し、甘い歌声を披露していたことが分かった。
ディナーショーは昼、夜の2公演で、計250人が華麗な歌とディナーを楽しんだ。
ピンクのドレス姿で現れたシルヴィアさんは、いきなりヒット曲「別れても好きな人」で会場を甘い歌声で包み込んだ。続いて「それぞれの原宿」や「コモエスタ赤坂」などのヒット曲や新曲など10曲を歌い切った。
「昭和歌謡界の歌姫」、「おじさまのアイドル」だけあって、会場にはファンの男性も多く詰め掛け、握手や記念写真を求めるなど大人気。ステージに上がってデュエットを果たした幸運な男性もいた。
シルヴィアさんは、上越でのショーから1年後の2009年5月に体調不良を訴え、精密検査を受けたところ、肺がんが見つかった。その後、入退院を続けながら、ライブやレコーディングなどの活動を続行していた。
特に新潟県とのつながりはないが、ロス・インディオス&シルヴィアが「別れても好きな人」でデビューした1979年は、新潟市出身の歌手、小林幸子さんの「おもいで酒」がヒットしている。