ブタ、イノシシ……自宅前にかわいい動物園!?

上越市本新保の会社員、渡辺信一さん(72)の自宅前の道路沿いに、かわいらしい木工作の動物がずらり。近隣住民から「木工動物の動物園」として親しまれている。

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動物園には現在パンダ、ブタ、シカ、イノシシ、キリンの親子など計11種類27体の木工動物が並ぶ。丸くつぶらな目、ぬいぐるみのようにころころとした可愛らしい体つきで、白色、黒色で着色してある。削るなどの加工をなるべくせず、切った木そのものの形、模様を生かしながら作っている。

木工の動物たちと渡辺さん
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 友人からは伐採した白樺を、近くの材木店から端材の丸太を譲り受けて、今年7月から制作を始めた。お盆ころに数体が完成し自宅前に並べたところ、子供やドライバーの目に止まり「かわいい」と評判になった。最も多い時には35体もあり、近所の保育園が見学にやって来た。

渡辺さんが最初に木工動物を作ったのは3年前。勤め先の建設会社が取り組む炭焼き事業をピーアールしようと、丸太などを使いパンダと看板を作ったのか切っ掛けだった。

作った動物は知人に譲ったり保育園へ貸し出したりしている。渡辺さんは「喜んでくれると、作る力がわいてくる。今後は動物の数を増やすほか、楽器を弾く人形作りに挑戦したい」と語っていた。