南城1に落雷 電柱燃え2000世帯停電 強風被害も

2010年12月9日午後5時半ごろ、上越市南城町1の住宅街で電柱が燃え、一時付近の約2000世帯が停電した。落雷によるとみられる。付近の住宅への延焼や火事によるけが人などはない模様。また発達した低気圧の影響で大荒れの天候となり、頸城区や大潟区で強風による被害も出ている。

東北電力新潟支店によると、この落雷により、南城町1、2、本町2、仲町2、大町、寺町など約2000世帯が停電し、午後6時23分に復旧した。現場は高田公園南西の上越大通り西側の住宅街。近くの事業所にいた60代の男性は「雷の音と光が同時に鳴って、外に出てみたら電柱の上の部分が燃えていた」と話した。

上越市防災局によると、このほか各地で強風による被害も出ている。頸城区大谷内で作業小屋の屋根が吹き飛んだほか、大潟区犀潟付近では自動車のガラスが割れたり、建物などへの被害も出ているという。

9日は日本海上空に寒気を伴った低気圧が発達しながら東へ進んでいる影響で、北陸地方では大気の状態が不安定となった。上越市高田では午後5時半ごろから、激しく雷が鳴り、あられや雨が降った。

煙を上げる電柱
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