車上狙い増加 「かけるくん」で注意呼び掛け

上越市内で車上狙いの被害が増えている。上越警察署によると10月末時点で106件の被害があり、前年同月より27件多い。このうち車に鍵をかけていなかったケースが約6割にのぼる。警察や市では毎月6と9のつく日を「ロックの日」として啓発活動を行い、同市の施錠防犯キャラクター、鍵かけ呼び掛け隊長「かけるくん」も使って注意を呼びかけている。

右の女性が示しているキャラクターが上越市が作った施錠防犯キャラクター、鍵かけ呼び掛け隊長「かけるくん」
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手口としては、コンビニ駐車場など短時間車を離れただけでも車内の貴重品などが盗まれたケースのほか、最近では自宅の敷地内に停めていた無施錠の車が被害に遭うケースもあったという。また施錠していても、貴重品が車の座席など目立つところにあると、窓ガラスや鍵を破られて被害に遭う事案も発生しているという。

同署は「無施錠では短時間で犯行が可能な上、鍵を破ることがないので音もでない」と話しており、施錠は必ずしたほうがいい。さらに幸いカバンに現金などの貴重品が入っていなくても、車のガラスが割られると結果的に大きな被害になることもあるため、車にカバンなどを置いたままにしない方がいい。

2010年11月9日も「ロックの日」として上越市五智1のシルクロード上越店で街頭活動を行った。店員や警察官らがが来店客に啓発用のチラシを配って呼びかけた。