漫画の「とめはねっ！」や、映画「書道ガールズ」で注目されている大書（たいしょ）に挑戦するイベントが2010年10月17日、妙高市の妙高ふれあいパークで開催された「第１回コラボ展」の中で行われた。28団体が参加し、詩吟やコーラスなどをバックに、会員らが特大の筆を使って大きな和紙いっぱいに書をしたためた。
"大書のパフォーマンスを披露する高校講師の瀧本宜弘さん
会員や書道講師らが「感苗名滝」「謝妙高山」「四季の歌」「光」などを大書したほか、県立高田高校講師の瀧本宜弘さんが、直径30センチ、重さ20キロの特大筆を使い、特大の紙４枚に「色即是空」と書くパフォーマンスを見せた。また外国人２人が英語と日本語で書に挑戦した。
2009年12月に発足した団体、妙高コラボレーション（八木清美会長・会員171人）が主催し、初めて開いた。今回は「大書に挑戦」をテーマに、詩吟や太鼓、コーラス、朗読などとのコラボレーションのほか、盆栽や陶芸、草木染めの展示、農産物の販売などが行われた。
書道教室を主宰する八木会長は「地域の人の力を結集することが狙いで、高校生がやるパフォーマンスのようにはしたくなかった。書のうまい、へたではなく、大勢の人の前で表現することが大事ではないか」と話していた。
