キューピットにイノシシ?突入 自動ドア2枚突破

2010年10月17日午前7時30分過ぎ、上越市安塚区のキューピットバレイスキー場のセンターハウスで、入り口自動ドアのガラス2枚が割れているのを同スキー場職員が発見した。上越警察署などによると、床に落ちていた毛やフンからイノシシによる被害とみられる。

事件事故

スキー場の従業員によると、ゲレンデ前に位置するセンターハウス入り口に連続して2つある自動ドア下部のガラスが2枚とも割れていた。ちょうどイノシシが通ったようにガラスの真ん中にぽっかりと半円形の穴が開いた形だったという。

画面奥に広がるゲレンデから赤い矢印の方向にイノシシが自動ドアのガラスを突き破って入ってきたとみられる
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ガラスの厚さはそれぞれ1cmほどあり、割れた破片は4m四方に飛び散っていた。アルミ製の枠も歪んでおり衝撃の強さをうかがわせる。女性従業員の一人は「ゲレンデを駆け下りてそのままの勢いで自動ドアのガラスに突っ込んだのでは。こんなこと初めてで本当にびっくりしています」と話していた。

この日の朝8時前、出勤した従業員が廊下に動物のふんのようなものがあるのを見つけ、施設内を点検したところ、自動ドアガラスの破損とともに、動物の毛や血痕が見つかった。

現場から100mほど離れた場所には民家も点在しており、警察や市では住民へ注意を呼び掛けている。