2011年7月3日に上越市内の北陸新幹線建設現場で行われる市民見学会の参加者募集が6月20日に締め切られた。主催の新幹線まちづくり推進上越広域連携会議によると、午前と午後合わせて定員200人のところ、4倍以上の846人が応募した。担当者は「予想を遥かに超える反響だった」と驚いている。
新幹線市民見学会は、鉄道・運輸機構の職員が説明し、新幹線が走行する高架を実際に歩く予定。見学場所は高田トンネル(金谷山側入り口)から県道上越新井線(通称山ろく線)の高架までの約400m。高田トンネルも20mほど入ることができる。
見学会は午前と午後の計2回で、定員を各100人にして6月1日から募集を始めた。
応募者は6月20日の締め切りまでに午前の部に572人、午後の部は246人に達した。午前と午後どちらかを希望したのは25人。午前の希望者は定員の約6倍となった。
応募者の大半は地元の上越、妙高両市民。中には東京や長野からも申し込みがあった。担当者は「思った以上に注目された。住民の期待値が高い」と話した。
抽選会は6月21日に実施され、22日以降に当選者には封書で、落選者にはがきで知らせる。