ホーム > 2011/06

あまり歌われない「上越市民の歌」ってどんな歌

8年前

20110620CD

「上越市民の歌」をご存知だろうか。開会中の上越市議会6月定例会で、この新しい市民の歌があまり歌われていないという指摘が議員からあった。「森の都に咲き誇る~」「ああわがまちは上越は~」という旧「上越市民の歌」ではなく、指摘されたのは2005年に隣接する13町村と合併した後にできた新しい市民の歌のこと。題名は「このふるさとを」というが、この歌を口ずさめる人はそう多くない。

新しい歌は、合併を期に一体感を醸成しようと、歌詞を一般公募し、上越教育大学の後藤丹教授が作曲。2006年に完成した。歌詞は次の通りで、地名などの固有名詞は一切なく、高田、直江津、春日山などの四季や風情を歌った旧市民歌とは対照的だ。

新しい上越市民の歌

「このふるさとを」
上原みゆき 作詞
杉 みきこ 補作詞 
後藤 丹 作曲
音声ファイルはこちら(上越市のホームページ)

1)
山のめぐみ豊かに 水は流れる
海のめぐみ豊かに 風は光る
きこえてくるのは 山の歌
きこえてくるのは 海の歌
ああ きこえてくるのは 希望の歌
ひとりひとりの 歌声が 今
風となり 光となって
明るくつつむ このまちを
美しいふるさとを 抱きしめていこう
どこまでも どこまでも

2)
やわらかに雪あかり 心をてらす
元気にまつりばやし 夢もおどる
きこえてくるのは 父の歌
きこえてくるのは 母の歌
ああ きこえてくるのは 船出の歌
ひとりひとりの やさしさが 今
虹となり 未来となって
大きくはぐくむ このまちを
大好きなふるさとを 歩きつづけていこう
いつまでも いつまでも

2011年6月17日、上越市議会の一般質問で田村武男議員が「5年目になるがどうも市民の間で歌われているのを聞いたことがない」と質問した。

村山市長は、公共施設や学校、保育園などにCDを配布しているほか、小中学生5000人が参加して毎年開かれる合同音楽祭でも合唱していると説明。しかしあまり普及していないのは事実で、村山市長は「市民が多く集まるイベントで歌われるよう働きかけるとともに、着メロ配信などさらに工夫したい」と答弁した。

さらに田村議員は「村山市長が新年の賀詞交換会で歌っているのは見たことはあるが、ほかの方はどうですか」と居並ぶ幹部職員とほかの議員に挙手を求めた。手を挙げたのは議員数人だけだった。この結果に「私どもも歌っていないということは恥ずかしい思いもある」と田村議員。村山市長も、毎日午後5時に市民の歌を流している妙高市の例を挙げ「確かに歌う機会がなかなかない。まずはたくさん歌い、自分のものとするため絶えず身近に置くことも考えていく必要もある」と話した。

旧市民の歌は「サンバ上越市民歌」として今も夏の上越まつりで市民に踊られている。田村議員は親しみのある旧市民の歌について「第2市民の歌というか、歌われやすい愛唱歌にしてはどうか。13区を考えて。14番くらいまで歌詞を変えて続けてもいい」とも提案した。

サンバにもなっているかつての上越市民の歌は次の通り。

旧上越市民の歌(動画付き)=4分32秒=

旧上越市民の歌

「上越市民の歌」
小林隆治 作詞
森 菊蔵 補作詞
柏林正一 作編曲

1)
森の都に 咲きほこる
高田城址の さくら花
深い濠辺(ほりべ)に 影うつし
夜桜吹ぶく うつくしさ
ああ わがまちは 上越は
とおい歴史が かおるまち

2)
港直江津 岸壁に
きょうも おおきな船が着く
荷役せわしい ひとびとも
世界をむすぶ 夢がある
ああ わがまちは 上越は
いつも未来へ ひらくまち

3)
松のみどりの 春日山
頸城平野を ゆく川よ
稲の穂波が 陽に映えて
祭りにしのぶ 謙信公
ああ わがまちは 上越は
希望(のぞみ)ゆたかに のびるまち

4)
むかし栄えし 五智国府
いまは谷浜 海の宿
波のかなたの 佐渡までも
時代はめぐる 日本海
ああ わがまちは 上越は
あゆみたゆまず すすむまち

5)
雪も晴れたよ 金谷山
レルヒ少佐の 像の前
日本スキーの 発祥地
はるかにひかる 妙高よ
ああ わがまちは 上越は
ひとのこころが そろうまち