箱根駅伝 後輩出場もテレビ中継見逃す

第87回箱根駅伝(1月2日、3日)に出場し1区を走った國學院大4年の田中光太郎選手は上越市出身。同じ國學院大卒で、出身中学も同じ大潟町中の村山秀幸上越市長は2011年1月4日の年頭の記者会見で、後輩である田中選手の活躍について感想を語った。「朝ゆっくり起きたものですから、見たのは2区からで、田中君の1区は見られませんでした」と当日テレビ中継を見逃したことを正直に明かし、「でもよく頑張って走った」と後輩の活躍をたたえた。

村山市長は次のように語った。
 「田中君は私の家の4、5軒隣に住んでいる人ですが、よく知らず、先日、ごみ捨ての場所でお母さんにばったり会って『田中光太郎の母です』と言われ、1区にエントリーされたことを知らされました。私はおめでとうよかったですねと言いいました」。「(1月)1日にも朝、お父さんとお母さんと会いました。私が応援に行かないんですかと聞くと『これから行くんです』と車で出発していくところで、頑張ってきてくださいと伝えました」。

田中君の活躍は見逃した村山市長だが「走ること、頑張ることが人生の大きな力になる。スポーツの良さはそういうところにある。自分の頑張りを誇りにしながらこれからも違う面で頑張ってほしい」と後輩にエールを送った。

今年の箱根駅伝は早稲田大が18年ぶり13回目の総合優勝を果たした。國學院大は10位で、田中選手は区間9位の力走を見せた。

記者会見で國學院大の田中選手について語る村山市長
20110104kaikens