上越市本町6の高田世界館で2011年6月12日、「ニットの貴公子」として知られるニットデザイナー広瀬光治さんによるイベント「奇跡のニット」が開かれた。広瀬さんの作品のファッションショーには、子供から大人まで市民25人が出演。上越市議会議員の中川幹太さん（35）や、有沢製作所相談役の有沢栄一さんなどもモデルとして出演し、観客を沸かせた。
イベントには女性を中心に約180人が集まり、広瀬さんのトークショーや指編み講習を楽しんだ。圧巻はファッションショーで、広瀬さんによるカーディガンやセーター、ウェディングドレスなどをまとった市民25人が出演し約40点の作品を紹介した。
市議の中川さんはアルパカのセーターでポーズを決めながら舞台に登場し、広瀬さんに「上越にもいい男がいた」と紹介されると、「最近、向井理に似ていると言われます」と即答。どっと沸く会場を、爽やかな笑顔を浮かべながら１周してみせた。
有沢さんは、バテンレースの製造で創業した有沢製作所の相談役。「教室を作り技術の伝承に努めている」と広瀬さんにバテンレースと上越とのかかわりについて紹介。広瀬さんは「地元の素晴らしい伝統をみなさんにも受け継いでもらいたい」と会場にメッセージを送った。このほか女子高生や地元の主婦らも、プロ顔負けのノリの良さでポーズを決めるながら出演した。
