新潟県は2011年6月10日、上越市にある県立中央病院で同市内に住む60代女性に行った血管の手術の際、心臓に空気を注入する医療ミスがあり、後遺症が残ったとして、この女性に800万円の賠償金を支払う方針を発表した。
県立中央病院(上越市)
県によると2009年12月、この女性の急性A型大動脈解離の緊急手術の際、人工心肺装置の取り付けを誤り、一時的に血管や心臓に空気を注入したという。女性は2010年3月に退院しリハビリを続けたが、視野障害などの後遺症が残ったという。
県は6月29日から始まる県議会6定例会に損害賠償額の議案を提案する。