大潟区の県立公園でカミツキガメ見つかる

上越市大潟区潟町の県立大潟水と森公園で体長約55cm、重さ約8kgのカメが保護され、同公園管理事務所の職員が2011年6月10日、上越警察署に落とし物として届け出た。同署などによると「特定外来生物」のカミツキガメとみられ、同署は飼い主を探している。

上越警察署に拾得物として保護されているカミツキガメ
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同署や同公園によると、8日午後2時ごろ、園内でカメがいるのを来園者が発見し職員に連絡した。職員は種の特定を環境省に依頼。翌9日に同省から「カミツキガメではないか」と回答を得た。

カミツキガメは、以前は国内で販売されており、知事の許可があれば飼える「特定動物」だった。しかし現在は野生化し在来の生態系に悪影響を及ぼす危険から、法律で「特定外来生物」に指定されており、学術研究目的以外に飼育はできないため、個人飼育は法律違反になる。


6年前にも市内で2匹のカミツキガメ
 上越市内では2005年5月にもカミツキガメ科のワニガメ2匹が大潟区雁子新田の朝日池で見つかっている。
見つかったワニガメのうち1匹は体長40cm、重さ約10kg、もう1匹は体長15cm。当時、繁殖しているおそれもあるとして警察が注意を呼びかけた。

 今回のカミツキガメより凶暴そうなワニガメ(2005年5月、上越北警察署)
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