水道漏水や土蔵の壁崩落も 上越震度5弱

震度5弱を観測した地震で、上越市は2010年10月3日午後3時から、2回目の災害警戒対策本部会議を開いた。新たに土蔵の壁の崩落や上水道の漏水などの被害が報告された。

報告によると、頸城区舟津の民家の土蔵で壁の一部が崩落した。2007年の中越沖地震の際に壁が崩落したが、今回さらに崩れたらしい。

地震で壁の一部が崩れた上越市頸城区の土蔵(所有者の承諾が得られず内部は撮影できませんでしたので、公道から撮影しました)
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 また吉川区道ノ下では上水道の漏水が確認され、修繕工事のため12世帯で一時断水した。

学校関係では、板倉中体育館の天井板1枚が落下。浦川原区の中保倉小では体育館のガラスが1枚割れ、ギャラリーのコンクリート製の床にひびが入った。安塚中では校舎と廊下をつなぐ部分の天井にあるステンレス製のジョイント板(長さ2.5m、幅15cm)が落ちた。春日中でも同様の床の部分にあるジョイント金具がゆがんだ。三和区の上杉小では給食調理室の天井に亀裂が入った。いずれも授業や給食に支障はないという。

*地震関連のこれまでの記事
「上越市で震度5弱 地震相次ぐ」(2010年10月3日午前9時53分)
「けが人なく建物の被害も軽微 上越震度5弱」(2010年10月3日午後2時34分)