草分けのビックネス上越が9月末閉店

上越市土橋の上越市市民プラザ1階にあるスポーツクラブ「ビックネス上越」が2010年9月末で閉店することになった。プールを備え、2005年6月に増床してリニューアルを済ませた「ビックネス新井」は営業を続ける。

閉店することになった市民プラザ内のビックネス上越
20100924bigness_w

同店は2001年1月、上越市土橋のジャスコ高田店跡を改装した市民プラザ内に「エグザス」としてオープンした。延べ床面積は約600平方mあり、マシンジム(マシン40台)とスタジオ2面などを備えている。

1989年に妙高市(旧新井市)栗原のサティ上越店内に開設した「ビックネス新井」(当時はピープルエグザス)と併せ、上越地域では草分けのスポーツクラブだった。

しかし2006年ごろから、上越市内に続々とスポーツクラブがオープンし、競合が始まる。

2006年8月、上越市加賀町に女性専用のフィットネスチェーン「Curves(カーブス)」の上越加賀町店がオープン。コンビニ程度の広さながら、手軽な30分間サーキットトレーニングが主婦らの人気を集めた。さらに2008年4月には上越鴨島店をオープンした。

2007年3月には、スイミングスクールなどを手掛ける正和が、手軽に低価格で利用できる大型スポーツクラブ「ジョイフィット上越」を上越市大道福田、上越総合病院そばにオープンした。月ぎめ料金のほか、10分間100円の低料金で利用することもでき、人気を集めた。

2008年5月には総合スポーツクラブ「アクトス」が上越市木田2にオープン。通年で利用できる温水プールを備え、ゲルマ温浴バス、ジャグジー、スチームサウナ、アロマテラピールームなどリラクゼーション設備が特長。料金はやや高めながら、顧客満足度が高く、多くの会員を集めた。

ビックネス上越は、新井店のようなプールがないため、顧客が新設のスポーツクラブへ流れるなど、苦戦を強いられていた。

草分けのスポーツクラブ、ビックネス上越
20100924bigness