上越市の中心部を流れる関川の堤防で、ラジコン操作による大型草刈機が活躍している。急斜面で斜めになりながらもバリバリと急ピッチで草を刈っている様子は、見ていて飽きない。
関川や保倉川を管理している国土交通省北陸地方整備局高田河川工事事務所によると、遠隔操作ができる草刈機は1991年から使っている。
現在使っている機械は、同局北陸技術事務所が2005年度から5年間かけて新たに開発したもので、3代目。従来型よりも除草性能がアップし、価格も3割ほど安く、1台900万円程度だという。無線操作のほか、後部に人が乗って操作することもできる。勾配は1:1.4(35.5度)まで除草が可能。
2011年の春の除草は5月上旬から始まり、6月上旬までの予定。関川の堤防は大部分をこの機械で除草しており、コスト縮減や作業員の安全確保に寄与しているという。