住警器普及へ上越消防が手作りユニークCM

住宅用火災警報器(住警器)の2011年5月末の設置義務付けまで1年を切り、上越消防では普及率向上に向けてこのほど、CMを作成した。これまでも啓発キャラクターを作るなどあの手この手で普及促進に取り組んでいる。

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CMは、上越南消防署高士分遣所が市営の三和ケーブルテレビの協力を得てこのほど作った。地元の中学生や消防士の妻らが出演。子供編、町内会編、中学野球部編、中学テニス部編、三十路編の5パターンある。いずれも手作り感あふれるユニークな内容だ。

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 また音声だけのバージョンもあり、有線放送で流れている。

2009年4月から住宅火災警報器促進専門官を新たに設けた啓発活動に力を入れているほか2010年3月には広報活動用キャラクター「ジューケーレンジャー」と普及啓発ソングを考案。各種のイベントで活躍中だ。

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住警器は新築住宅についてはすでに義務付けられており、既存の住宅は11年5月までに設置しなければならない。上越消防管内でも住警器により、火災を未然に防げた例や、無事に避難できた例などが報告されている。ただ2010年8月に発表された上越管内の設置率は約40%。全国52.8%、県内42.9%に比べても低い。上越消防では「住警器によって守れる命があります。来年5月までと思わずに一日も早く設置していただきたい」と呼びかけている。

*住宅用火災警報器の詳細については上越消防のページをご覧ください。