上越でもタイガーマスクがランドセル寄付か

上越市御殿山町にある市の児童養護施設、若竹寮に2011年1月11日昼、男性の声で「ランドセルを寄付したい」との匿名電話があった。もしかして、上越にも話題のタイガーマスクが現れるのだろうか。

同施設によると、同日正午ころ電話があった。「施設でランドセルを準備しなければ、こちらで用意したい」と話し、今春に小学校入学を予定している施設利用者数も問い合わせてきた。

応対した施設の職員は今春の小学校入学者が男子2人、女子1人がいることを伝え「名前を教えてほしい」と言ったが、相手は名乗らなかったという。ただ荷物を送る際に発送者欄に名前を書くことを職員に伝えた。

昨年末以降、全国各地の児童養護施設などにランドセルや玩具、現金などの贈り物が相次いでいる。その多くが漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る人物が送り主となっている。

市川捨蔵所長は「主旨はよく分からない。全国的に寄付行為があるのでいたずらかもしれない」と困惑気味。ただこれまでも様々な団体から寄付を受けており「ありがたく受け取りたい」と話している。