下黒川小にマザーテレサの名で現金

上越市柿崎区の市立下黒川小学校(86人、町田庄司校長)で2011年1月21日昼、匿名で現金14万8500円入りの封筒が置かれていたことが分かった。封筒の中の便せんには漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」のほか、「マザーテレサ」と書かれていた。24日に上越市が明らかにした。

21日正午ごろ、同校体育館入り口に封筒が置いてあるのを同校職員が発見した。現金と便せんが2枚入っており、1枚目には「下黒川小学校へ 老人しあわせタイムに感謝します 明日を担う未来ある子達へ贈ります 優しさと勇気を持って百十一石段を登校した卒業生 伊達直人」、2枚目には「伊達直人に刺激を受けた独りです マザーテレサ」と書かれてあった。

「しあわせタイム」とは同校児童が年6回、地域の高齢者とお手玉など昔の遊びで交流する学校行事で、「百十一石段」とは学校の入り口付近にある児童が登校する際に通る石の階段のこと。

市教育委員会では、差出人を「しあわせタイム」に関わった同校卒業生とみている。