雪下ろし中に転落、安塚区の67歳男性が死亡

上越市や上越警察署によると、上越市安塚区で2011年2月2日、屋根の雪下ろし中に転落したとみられる事故で男性が死亡したほか、住宅や公共施設などで雪による建物被害が7件あった。

午後1時30分ごろ、安塚区坊金の無職、内山誠さん(67)が自宅横に積もった雪の中に頭から埋まっているのを、付近の住民が発見した。救急隊員によって救出されたが、すでに死亡していた。死因は窒息死とみられる。

内山さんは一人暮らし。木造2階建ての自宅の屋根には約1.8mの積雪があり、スコップがささっていたことから、同署では屋根の雪下ろし中に転落したとみて調べている。

今冬に雪の被害で死亡したのは3人で、昨冬の2人を上回った。

また長者町で住宅の一部損壊が2件報告されたほか、安塚区須川のゆきだるま温泉でも渡り廊下の屋根が破損した。同区や吉川区、浦川原区で、作業所や空き家などが全壊、半壊する被害が4件あった。

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