2011年4月17日午後2時過ぎ、上越市の高田城百万人観桜会の会場に軽自動車が侵入し、歩行者天国となっていた高田公園内の県道を約230m走り70代の男性1人に接触した。男性は救急車で病院に運ばれたがけがはなかった。観桜会場は満開の桜の下、多くの人でごった返しており、一時騒然とした。
軽自動車は上越大通りの高田郵便局のある大手町交差点から高田公園に侵入してきた。複数の目撃者によると、陸上競技場入り口の信号交差点付近で車の左ドアミラーが歩いていた男性に接触。近くの人が倒れた男性を助けたが、車はそのまま50mほど進んだ公園の噴水前付近で停車した。
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近くにいた市内の女性は「車は時速30kmくらいで減速もしないでスーっと走ってきた。男性に接触してもそのまま進んで、すごく怖かった」と事故の様子を話していた。
上越大通りの大手町交差点から高田公園側が歩行者天国になっており、入り口には警備員もいてバリケードもあった。車を運転していた女性(40)は、上越タウンジャーナルの取材に対し「家がこっちにあると言って警備員の了解を得て入った。ぶつかったのは分かった。コツンという感じ」と話した。