◇霜鳳公式ブログ
http://blog.jcan.ne.jp/shimotori/
◇2011年4月8日朝現在の霜鳳のブログ（ウェブ魚拓）
http://megalodon.jp/2011-0408-0743-18/blog.jcan.jp/shimotori/26186/
大相撲の八百長に関与したとして日本相撲協会から引退勧告を受け、引退を受け入れた妙高市出身の霜鳳（33）＝時津風部屋＝が2011年4月8日、自身のブログでファンにお礼と謝罪を述べ、ブログの閉鎖を発表した。（川村）
ブログの更新は1月24日の初場所千秋楽以来、74日ぶり。4月8日午前0時55分にアップされた記事では「今まで応援していただき有り難うございました。1月場所、右肩が思うように力がでませんでした。『幕下に落ちてもかまわない力が出せる身体でもう一度やってやる』と思い手術しましたが…このような引退ですみませんでした」と、ファンへのお礼とともに、突然の引退への謝罪を述べた。
さらに「ブログもこれで終わりにします。本当にありがとうございました」と、ブログの閉鎖を発表した。
同日正午までにファンからのコメントは7件あり、引退を惜しむ声や、今後の進路に期待する声などが書きこまれた。
ブログは2009年3月11日からスタートし、これまで296件の記事が書かれた。
霜鳳関のこれまでの成績をまとめてみた。
霜鳳（本名・霜鳥典雄）は1978年3月18日、新潟県妙高市で生まれる。
生まれた時の体重は3730gと目立つほどではなかったが、中学3年には身長180cm、体重100kgという体格になった。
1993年に高田農業高校に入学してから相撲部に入り、国体で個人総合5位と頭角を現した。卒業後は学生相撲界の雄、東京農大に進学し、全国社会人学生対抗相撲大会で個人優勝したほか、相撲部主将として全国学生選手権大会で同大相撲部を32年ぶりの優勝に導いた。
2000年2月に時津風部屋に入門し、五月場所に幕下付け出しでデビューした。身長188cm、体重140kgの堂々たる体格だった。
6場所連続で勝ち越し、2001年五月場所に十両に昇進。県内出身力士としては、十日町市出身の豊富士以来、７年半ぶりの関取誕生となった。
十両を5場所で通過し、2002年三月場所には新入幕を果たした。
前頭8枚目で迎えた2002年の七月場所の13日目、初挑戦の横綱武蔵丸を寄り切りで倒す金星をあげた。同場所は9勝にとどまったが、金星が評価され初の三賞、敢闘賞を受賞した。
2004年3月場所には小結に昇進し新三役昇進を成し遂げた（最高位）。
2005年11月場所には腰を痛めて途中休場し、番付を東十両9枚目まで下げた。2006年七月場所では、東十両5枚目で10勝5敗の成績を上げて再入幕を果たす。
2007年に再び十両に陥落し、七月場所に本名の「霜鳥」から「霜鳳（しもおおとり）」に改名した。
2008年1月場所で幕内復帰を果たしたが、椎間板ヘルニアが再発し途中休場となる。
2008年3月場所から、読み仮名を本名の「しもとり」に改名した。
最後の場所となった2011年一月場所は西前頭11枚目で2勝13敗に終わり、十両に陥落した。
2011年の八百長問題では、相撲協会からの引退勧告処分を受け、4月5日に引退届を提出し受理された。
これまでの戦歴は、449勝427敗51休(65場所)で、幕内戦歴は231勝273敗51休(37場所)
