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上越市宮野尾地区での最終処分場建設を断念 計画から11年 地元反対で膠着状態

2か月前

上越市の村山秀幸市長は2018年6月13日、新潟県などが計画する廃棄物最終処分場について、これまで候補地としてきた同市宮野尾地区での建設を断念する考えを明らかにした。計画から11年が経過しているが、地元の反対が強く、膠着状態が続いていた。

市議会6月定例会で波多野一夫議員(みらい)の一般質問に答えた。

上越市宮野尾

同市は2007年3月に、産業廃棄物と同市の一般廃棄物の共用型最終処分場候補地として、宮野尾地区を選定した。宮野尾は2005年度に閉鎖された市薬師山埋立地南側で、北陸自動車道春日山トンネルの北側に位置する。この地域の周辺には過去にも市や民間の処分場があったことなどから、計画当初から地域を流れる川の下流域の住民らが強く反対し、計画は進展していない。

村山市長自身、副市長だった2009年に地域住民と話し合った後は会うことすらできない状況が続いている。村山市長は「地域の反対が根強く、話し合いをする糸口も見いだせず、9年が経過した」と現状について説明した。

こうした中、今年1月に県から市に、宮野尾地区で進展のめどが立たないと、現在稼働中の最終処分場「エコーパークいずもざき」の埋め立て容量を超える2031年度までに次の処分場を確保することが時間的に難しくなると伝えられた。村山市長は「時間的制約を考えると宮野尾地区以外の他の場所での検討が必要と判断した」と述べた。

新たな候補地については「上越地域で整備するという方向性は確認しており、可能性のある場所を県と協議していきたい」と答弁した。