タクシー待ちが “別世界” 上越妙高駅東口に「アイエムタクシーラウンジ 」22日オープン

北陸新幹線上越妙高駅東口にアイエムタクシー(新潟県上越市大和6、牧野章一社長)のタクシー待ちラウンジが2020年7月22日、オープンする。建物の駅側に面した壁はガラス張りで、高級ソファや一枚板のテーブルなどを設置。同社では、タクシー待ちに限らず優雅な気分に浸れる別世界を提供したいとしている。利用は無料。

「アイエムタクシーラウンジ」の内部
アイエムタクシーラウンジ1

「アイエムタクシーラウンジ」は駅東口のタクシープールの向かい側にあり、新幹線改札口から徒歩2、3分。敷地面積約1300平方m。木造平屋建てで、延べ床面積は90平方m。設計はえちごトキめき鉄道の観光リゾート列車「雪月花」をデザインした川西康之社長の建築設計事務所「イチバンセン」が担当した。

駅に面した壁全面はガラス張り、外壁にはさびてももろくならず経年変化を楽しめるコールテン鋼を採用。周囲には越後杉のチップを敷き詰めた。建物内の床はフローリングで、天井はぬくもりを感じる赤色、窓枠や腰板などには越後杉をふんだんに使っている。

全面ガラス張りの正面と外壁のコールテン鋼が特徴的な外観
アイエムタクシーラウンジ2

内部のインテリアもこだわり、高級ソファや椅子、仕事もできるテーブル席、ペレットストーブ、天井まである壁と一体となった本棚などを配置し、クラッシック音楽を流してくつろぎ空間を演出している。10人程度が利用可能。多目的利用の4畳の和室、男女別トイレ、授乳室がある。

上越妙高駅東口のタクシープール向かい側に立地
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WiFiや充電用電源も無料で利用でき、災害時に備えて自家発電装置も備えている。新型コロナウイルスの飛沫対策をビニールカーテン付きのカウンターには、同社のスタッフが常駐し、タクシー手配のほか観光案内も行う。タブレット端末の多言語通訳アプリを使って、外国人観光客にも対応する。

カウンターや本棚も設置
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建物は4月下旬に完成したが、新型コロナウイルスの影響で駅の利用者が減り、オープンを7月に遅らせた。

同社の坂原悟専務取締役は「タクシー待ちにイライラする状況から、ゆっくりリラックスして旅や仕事の疲れを癒やすことができる。気持ちが和らぐ別世界を気兼ねなく味わってほしい」と話している。

営業時間は午前9時から午後5時まで。日曜定休。

「アイエムタクシーラウンジ」の場所