210万円だまし取られる 上越市の50代女性が特殊詐欺被害

上越警察署は2018年4月11日、新潟県上越市内の50代女性が特殊詐欺被害に遭い現金210万円をだまし取られたと発表した。

架空請求ハガキ①

同署によると3月28日、女性の自宅に「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」と題するはがきが届いた。女性が記載されていた番号に電話すると、弁護士や訴訟相手を名乗る男から「過去の債権で訴訟が起こされている」などと言われた。男はさらに「10万円納めれば訴訟は取り下げられる。10万円のうち9万円は戻ってくる」「弁済供託金として200万円が必要。9割は戻ってくる」などと嘘を言い、女性に現金の支払いを求めた。

女性は男の指示に従い3月30日から4月5日に、市内のコンビニエンスストアで収納代行サービスを利用して10万円を支払い、さらに宅配便を2回利用して現金200万円を東京都内に送った。

9日に電話でさらに200万円を要求されたことから不審に思い、警察に通報したという。

同じ手口の特殊詐欺が相次いでおり、同署では「安易に電話せず、不審なはがきについてはまずは警察に相談してほしい」と呼びかけている。

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