新水族博物館「うみがたり」は6月26日オープン 日本一から世界一に

新潟県上越市五智2で建設中の新しい市立水族博物館「うみがたり」について、上越市と指定管理者の横浜八景島(布留川信行社長)は2018年4月11日、市内で記者会見し、6月26日のグランドオープンと、マゼランペンギンをモチーフにした公式キャラクターを発表した。また、これまで「日本一」としていた同館のマゼランペンギン飼育数が、世界一だったことが分かった。

新水族博物館「うみがたり」のオープン日は2018年6月26日に決まった
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2016年5月に始まった建設工事は順調に進み、当初の予定通り今年6月のオープンに漕ぎ着けた。公式キャラクターは、青と黄色の2羽のマゼランペンギンの兄妹。兄の腹部には上越を象徴する桜と稲穂がデザインされている。4月16日から市民を対象に2羽の名称を募集する。詳細は、専用の申し込みフォームを参照。

2匹のマゼランペンギンをモチーフにしたキャラクター
キャラクター

記者会見で村山秀幸市長は、開館日とキャラクターデザインが決定したことについて「待ちわびていた新水族博物館誕生へのカウントダウンが始まる。うみがたりの特徴を良く捉え、いつまでも皆さんに愛していただけるキャラクターとなった」と期待を口にした。

新水族博物館「うみがたり」は地上3階建て。約300種、4万5000点の生物を展示する。約120羽のマゼランペンギンをはじめ、以前は夏季限定だったバンドウイルカや県内初となるシロイルカなどを通年展示する。日本海と水槽が一体となって見える「日本海テラス」をはじめ、海の中を歩いているかのような気分を体験できる水中トンネル、マゼランペンギンの一大生息地であるアルゼンチンの特別保護区「プンタ・トンボ」を再現した展示エリアなどがある。「イルカスタジアム」には、旧水族博物館の1.5倍となる約450人分の観客席を用意した。

マゼランペンギン「日本一」ではなく「世界一」

上越市ではこれまで、約120羽のマゼランペンギンについて、飼育数日本一とうたってきた。今回の移転新築にあたり、新たなペンギン展示エリアの監修を依頼している専門家を通じ国際自然保護連合に照会したところ、同市のマゼランペンギンの飼育数が世界一だと分かったという。今後は世界一としてピーアールしていくことになる。

建設工事の進む新水族博物館
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