インフルエンザもう流行期入り 新潟県内1999年以降最も早く

新潟県福祉保健部は2019年10月9日、県内がインフルエンザの流行期に入ったと発表した。今年は全国的に流行が早く、県内では2009年の新型インフルエンザ流行を除き、現在の集計方法となった1999年以降で最も早い流行期入りとなった。

県によると、12月上旬に流行期入りした昨年に比べて、今年は約2か月早い。

9月30日から10月6日に定点観測した1医療機関当たりの発生報告数は全県で1.06で、流行期入りの目安の1.0を超えた。上越保健所管内は0.50で、流行期入りには達していない。県内13保健所管内で最も報告数が多いのは、新発田の5.50、次いで新潟市の1.38。

県によると社会福祉施設や学校での集団発生も報告されている。県では人混みを避けることや外出後の手洗いの徹底、マスク着用などを呼び掛けているほか、「予防接種を受ける予定の人は、すでに流行期に入っているので例年より早めに接種してほしい」としている。