北陸新幹線開業によりJRから並行在来線の経営を引き継いだ「えちごトキめき鉄道」などの第三セクター4社は2018年3月13日、開業3周年を記念した共同のフリー切符を発売した。4社管内の長野駅から金沢駅まで、快速を含む普通電車が、連続する2日間、乗り放題となる。3月14日から5月7日まで使用することができる。
新潟県の「えちごトキめき鉄道」をはじめ、長野県の「しなの鉄道」、富山県の「あいの風とやま鉄道」、石川県の「IRいしかわ鉄道」の4社は2015年3月から、JRに代わって並行在来線の運営を開始した。今回は初の合同企画として「開業3周年謝恩フリーきっぷ」を販売することになった。
切符はD型硬券で、A5判の記念台紙が付く。台紙裏面には、各社がそれぞれの車両の写真とその路線図をデザインした。全4社分の切符を集めると、1枚の大きな路線図になる。管内の有人駅窓口で販売され、各社とも自社デザインの切符のみ取り扱う。あいの風とやま鉄道では、フリー切符を取り扱わない有人駅がある。
販売枚数はえちごトキめき鉄道、しなの鉄道、IRいしかわ鉄道が各1000枚、あいの風とやま鉄道は2000枚限定。大人4000円、 子供2000円。販売期間は5月6日まで。無くなり次第、終了となる。
トキ鉄の担当者は「各社ごとに切符のデザインが異なるので、切符を収集して楽しんだり、各地を周って観光をしたりしていただければ」と話している。
詳細はトキ鉄ホームページなどを参照。