ホーム > 2019/07

【TJ調査隊】真夏なのに立ち並ぶスノーポール その理由は?

4か月前

夏本番を迎えた新潟県。車で上越市内を通行していると、上越大通りや山麓線などの幹線道路には真夏というのに今だにスノーポールが設置されたままだ。スノーポールは冬に除雪作業を行う除雪車や通行するドライバーに道路の路肩の位置を知らせる。冬期間のみの設置で、毎年春には撤去されていたのだが……。

冬に除雪車などに路肩の位置を知らせるスノーポール(上越市本城町)
冬のスノーポール

真夏になっても撤去されずそのままになっているスノーポール(上越市大和6の上越妙高駅付近)スノーポール①

例年は4月に撤去

上越大通りや山麓線などの県道を管理する県道路管理課によると、スノーポールは県道に約12万7000本、このうち上越市と妙高市には約2万4000本が毎年設置されている。鉄製で、大きさは直径34mm、長さは山間部などの豪雪地用が3.6m、平野部用は2.7m。目立つように、赤と黄の2色交互に30cmずつ色が塗られている。路肩に沿って設置されている視線誘導標にはめ込むタイプが多い。

県ではこれまで、毎年11月上旬から設置作業を始め、冬期間を経て4月に撤去していた。

スノーポールは視線誘導標の穴にはめ込む
DSC_7358

コスト縮減でそのままに

とっくに冬は終わっているのに、なぜスノーポールを撤去しないのか。県によると、今年、一部の県道で冬に設置したスノーポールを春になっても撤去せず、そのまま次の冬を迎える通年設置を試行しているという。理由はポールの設置と撤去にかかる経費を節約するコスト縮減のためだ。

設置と撤去で2億8000万円

設置と撤去に伴う経費は、2018年度で2億8000万円。このうち上越市と妙高市では5000万円。本年度、通年設置にしたスノーポールは全体の3割にあたることから、3割程度の経費が削減できる見込みという。

新潟県「危険はない」

コスト縮減は歓迎すべきところ。しかし、1年中設置したままにすることで、長いポールが道路や歩道に傾いたり、台風の強風などで視線誘導標から外れたりして、ドライバーや歩行者に危険がおよぶ心配はないのだろうか。

県道路管理課は「スノーポールはもともと冬の暴風にも耐えられる構造。すでに一部の国道や富山県、新潟市でも通年設置を実施しており、そのような事例は聞いていない。通年設置に伴う道路パトロールも行っている」と話している。

上越大通り(高土町1)
DSC_7308

関連記事

https://www.joetsutj.com/articles/54441824 「武道館」といえば、東京・日本武道館。日本を代表するコンサート会場としても知られ、ミュージシャンが一つの目標とするのが「武道館ライブ」。新潟県上越市戸野目古新田の上越総合運動公園内に2019年12月1日、県内武道関係者待望の県立「謙信公武道館」が開館する。北信越地域では最大規模を誇る謙信公武道館で音楽コンサートはできる?…
https://www.joetsutj.com/articles/10690803 ゴールデンウィーク中、ミズバショウが見ごろを迎えた新潟県妙高市のいもり池周辺。数年前から「ミズバショウが小さくなった」という声を聞くようになった。上越地方では一番大きな群生地であり、重要な観光スポットでもある。いったい、何が起きたのだろうか。…
https://www.joetsutj.com/articles/17355543 新天皇即位による改元を前に2019年4月1日、新元号が発表される。発表が近づき新元号への関心が高まるが、上越市には名前に明治以降の元号を冠する地名が過去にあったものも含め6か所ある。過去にあった「明治村」、現在あるのは「昭和町1丁目」「昭和町2丁目」「上昭和町」「清里区平成」「平成町」だ。これらの村や町の名称はどのような経緯で付けられたのだろうか。また改元後、市内に新元号を冠する地名が誕生する可能性はあるのだろうか。…
https://www.joetsutj.com/articles/21440916 新潟県上越市本町5の高田駅前通りのあすとぴあ高田前に設置されていた上杉謙信像が載った郵便ポストが2018年7月に取り外され、普通の郵便ポストに付け替えられた。この謙信像の郵便ポストは、市民に親しまれていたほか、ユニークなご当地ポストとして郵便ポスト愛好家などにも知られていたが、老朽化などを理由に撤去された。…
https://www.joetsutj.com/articles/53711314 新潟県上越市の高田公園の外堀約19haを埋め尽くすハスを、上越市民は「東洋一のハス」として自慢している。だが、「東洋一」の根拠はあるのか。もっと規模の大きなハスの生育地があるのではないか。わがTJ調査隊は、はるばる宮城県まで調査団を派遣したのだった。…
https://www.joetsutj.com/articles/81824023 2018年6月26日のグランドオープン以降、大勢の来館者が訪れている新潟県上越市の新水族博物館「うみがたり」だが、真新しい館内に旧水族博物館時代に人気を集めた巨大淡水魚「ピラルク」の姿がなく、SNSなどには「どこに行っちゃったの? 」「さみしい」など“ ピラルクロス ”が広がっている。うみ…
https://www.joetsutj.com/articles/34632936 「皇国の興廃この一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」──。今から113年前の1905年5月27日、日露戦争で日本海軍がロシアのバルチック艦隊を対馬沖で迎え撃つ際、連合艦隊司令長官東郷平八郎が全軍の士気を鼓舞した有名な訓示である。この時の様子を描いた絵画「日本海海戦 三笠艦橋の図」の複製画に、東郷自ら訓示を記した貴重な絵画が新潟県上越市の市立春日新田小にある。…
https://www.joetsutj.com/articles/44868762 2018年5月13日まで行われた春季北信越高校野球新潟県大会で、上越市では高田公園野球場が試合会場となった。高田公園野球場では選手がグラウンドではなく駐車場でグラブを手に“ 守備 ”に就く姿が見られた。球場の外の駐車場に飛んでくるファウルボールが車や人に当たるのを防ぐため、野球部員が飛んできたボールをキャッチしていたのだ。…
https://www.joetsutj.com/articles/75887441 「1日あれば九州・博多まで日帰り旅行できるんじゃないの?」。2017年8月31日付の「上越妙高—博多間新幹線で1万円! JR西日本の乗り放題切符9月1日発売」という記事を読んだ人からの提案である。ネットの「乗換案内」で調べると、日帰り旅行が可能だということが分かった。TJ調査隊は2017年10月1日早朝、1万円の乗り放題切符を持って上越妙高駅を出発した。目的は「博多ラーメン」を食べて帰ること。だが、京都駅で理解不能のアクシデントが発生した。果たしてラーメンを食べて帰れるのか……。…
https://www.joetsutj.com/articles/24631093 私が子供の頃、上越市の高田公園にはサルやトラ、クジャクなどの動物がいて、よく遊びに行きました。新潟県内には動物園がなく、長野県へ行くしかありません。なんとか昔のように動物を飼育できないものでしょうか。(上越市・50代女性)…
https://www.joetsutj.com/articles/92867574 妙高市在住の匿名希望さんから、次のような情報が寄せられた。私は妙高市在住の者です。国道292号線・栗原地内を車で走行中に、民家の敷地内にモンゴルのゲル(移動式住宅)が建っているのを見掛けました。どういう理由で建っているのか、中はどうなっているのかすごく気になるので、ぜひ取材お願いします…