妙高市の30代女性 キャッシュカード5枚盗まれる 特殊詐欺類似の窃盗被害

妙高警察署は2019年8月27日、新潟県妙高市内に住む30代の女性がキャッシュカード5枚を盗まれる特殊詐欺に類似した窃盗被害があったと発表した。同日、同署が被害届を受理した。

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同署によると同日午前9時頃、女性宅に同署の生活安全課員をかたる男から電話があり、「詐欺事件で捕まえた犯人が個人情報を悪用していた。口座を凍結するので、銀行の名前や暗証番号を教えてください」などと言われ、女性は暗証番号などを伝えた。さらに男は「これから警視庁の人間が行くのでカードを封筒に入れて保管してください」などと言いながら、警視庁をかたる別の男が女性宅に到着するまで電話を続けた。

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午前10時頃、別の男が女性宅を訪れた。女性が封筒に入れたカードを見せたところ「封印したいのではんこを持ってきてください」と言われ、印鑑を取りにその場を離れた隙に封筒の中のカード5枚を偽物とすり替えられたという。

その後、被害に気づいた女性が警察に通報し、警察が金融機関に口座凍結を依頼した結果、盗まれたカードを使った現金払い出し被害はなかった。

同署によると同日、同市内で同様の電話が複数確認されており、注意を呼びかけている。