“越後富士”と称される日本百名山の妙高山(2,454m)の山肌にうっすら雪が積もっているのが2018年10月21日、新潟県上越市や妙高市から見られた。
日本付近は広く高気圧に覆われて快晴となり、朝方の気温は上越市高田で9.3度、妙高市関山で7.4度まで冷え込んだ。
妙高市の関川にかかる「はねうま大橋」からは、妙高山の沢や尾根沿いにうっすらと雪が積もっているのが確認できた。17日に初雪が降った火打山(2,462m)や、焼山(2,400m)も真っ白になっている。
妙高山中腹の標高1000mにある妙高市田切の赤倉観光ホテルでは「山頂に雪が少し積もっているのが見える。朝方はずいぶん冷え込んだ」と話している。
妙高市関川の妙高高原ビジターセンターでは「17日に新井地区から雲の切れ間に妙高の初雪が確認できたが、当センターからは厚い雲に隠れて雪は確認できなかった。今朝はうっすら雪が見えるが、新たに降ったものか、17日のものかは分からない」と話す。
2007年に上越市大手町の高田測候所が無人化された際に、妙高山の「初冠雪」は気象庁の観測項目から外されている。それまでの妙高山の初冠雪の平年値は10月15日だった。