キューピットバレイスキー場が再スタート 雪たっぷりで今季の営業開始

新潟県上越市安塚区須川のキューピットバレイスキー場が2020年12月19日、今シーズンの営業を開始した。7月に「スマイルリゾート」(本社・湯沢町)が新たな指定管理者となって初めてのシーズンを迎えた。初日、多くのスキーヤーやスノーボーダーが再スタートしたスキー場で初滑りを楽しんだ。

新雪の積もったゲレンデで初滑りを楽しむスノーボーダーら IMG_7600

同スキー場によると19日朝の積雪は195〜250cmで、シーズン開始時にこれだけの雪があるのは1990年の開業以来、あまりないという。少雪の影響で営業開始が1月1日までずれ込んだ昨シーズンよりも約2週間早いオープンとなった。

この日、午前8時30分のオープン時には晴れ間も見え、多くの客が次々とリフトに乗り、ゲレンデに向かい、真っ白な雪の上をさっそうと滑った。同市東雲町2の40代男性は「パウダースノーを狙って朝一で来た。(スキー場存続の)署名もしたので、続けてもらって滑ることができてうれしい」と笑顔を見せた。

同スキー場や温泉などからなる「雪だるま高原」は、同市出資の第三セクターのJホールディングス傘下のキューピットバレイが運営していたが、業績の悪化により3月末で解散。新たな指定管理者としてスマイルリゾートが選定され、7月から運営を行っている。

野村光照支配人(55)は「スキー場としては雪が多い分にはうれしい。『おもてなしで人々を笑顔にする』という理念の下、お客様に笑顔になっていただけるような施設運営に努めたい」と話していた。

今シーズンはゴンドラは営業せず、ペアリフトとクワッドリフト計3基を運行する。新型コロナウイルス感染対策として、天候に関係なくフェイスガードなどを着用することや、間隔を空けてリフトに乗ることなどを呼び掛けている。

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