新潟県上越市南本町3の最賢寺に2016年7月15日、市内初となる子ども食堂「いちょう食堂」がオープンする。地元の子供たちを対象に温かい食事を無料で振る舞い、大勢で楽しくご飯を食べる場を設ける。月1回開催予定。
子ども食堂とは、両親の共働きなどにより、自宅で一人で食事をする子供たちに温かいご飯を提供し、大勢で食事をする楽しさを知ってもらおうと、有志の市民らが行っているボランティア活動。
いちょう食堂は、最賢寺の金子光洋副住職を中心に、有志市民で運営する。金子副住職は、東京の知人が寺を会場に子ども食堂を開いていると聞き「最賢寺でも開催できるのではないか」と思い、地元の有志市民と今年4月に子ども食堂を運営する「いちょう食堂の会」を立ち上げた。ボランティアを募り、上越教育大学の教員や学生、市内の調理師や栄養士ら有志約20人が協力することになった。「いちょう食堂」の名は、最賢寺の境内にある市指定文化財、樹齢300年以上のイチョウの木から取った。
初日となる7月15日のメニューはカレーを予定している。食事後には自由時間があるので、教科書やテキストを持ち込めば大学生に勉強を教えてもらうこともできる。
金子会長は「みんなで楽しくカレーを食べてもらえたら。子どもたちに少しでも安心できる場所となることを目指す」と話している。
参加対象者は、南本町小学校区内に住む幼児から高校生まで。保護者同伴可だが、大人は1人200円。定員は1回30人で事前予約が必要。アレルギーなどへの対応は不可。開催日に最賢寺が使用できない場合は、同市南本町3の南三世代交流プラザなどを会場に開かれる。申し込みは今日1日正午から開始する。
申し込み方法や詳細はhttp://ichousyokudou.hatenablog.com/