3歳男児用水に流され死亡 1km以上下流で見つかる 妙高市栗原で水難事故

2018年6月16日午前11時過ぎ、新潟県妙高市栗原1の矢代川堤防付近で、母親らと遊んでいた近くに住む保育園児、金子悠馬ちゃん(3)がいなくなり、午後1時に上越市西田中の用水で発見された。悠馬ちゃんは病院に搬送されたが約1時間後に死亡が確認された。

悠馬ちゃんの姿が見えなくなった矢代川堤防付近。写真奥の矢代川から陸側に向かって用水が流れている
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妙高警察署によると、悠馬ちゃんは母親と弟とともに堤防付近で遊んでいたが、午前11時過ぎに悠馬ちゃんの姿が見えなくなった。堤防付近には用水が流れており、母親が付近を探していたところ、午前11時半過ぎに話を聞いた近隣住民が同署に通報した。警察や消防、近隣住民らが捜索したところ、午後1時、直線距離で約1km下流の上越市西田中の用水に悠馬ちゃんが浮いているのを住民が発見した。母親は「目を離した隙に用水の方に行ったのかもしれない」と話しているという。

用水の幅は1m以上あり、同署によると水深は浅い場所で約30cm、深い場所では1mある。現場近くで農作業をしていた男性は「今は用水の水が一番多い時期で、今日は特に多く流れも急だった」と話していた。

悠馬ちゃんの姿が見えなくなった場所