アダルトサイトのバナーで35万円の特殊詐欺被害 上越市の20代男性

上越警察署は2017年3月14日、新潟県上越市の20歳代男性から特殊詐欺の被害届を受理した。アダルトサイト利用料を名目とした架空請求詐欺で、被害額は約35万円。

同署によると、3月12日午後5時頃、男性が自宅のパソコンでアダルトサイトの動画を視聴中に、表示されたバナー広告をクリックしたところ、「登録が完了しました」「退会・誤作動はこちら」というメッセージと電話番号が併せて表示された。

男性がその電話番号に電話すると、電話先の男から、「登録料と年会費が発生している。一括で全額払えば年会費は返せる」と言われ、同日のうちに上越市内のコンビニエンスストアで男から指定された支払い番号を店員に伝え、現金約35万円を支払った。

インターネットの特殊詐欺に注意(画像はイメージ)
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支払い後に金額が高すぎると不審に感じ、男の会社名と電話番号を検索したところ、詐欺であるとの書き込みを見つけ、同署に被害を相談した。

同署は、男性が特殊詐欺の被害に遭ったものと見て捜査を進めている。

同署では、電子マネーの番号を聞き出す手口のほか、店員に番号だけを伝える方法によるインターネットショッピング代金支払いにも注意を呼びかけている。