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「雪月花」特別便の追加運行決定 日本海に沈む夕日とイタリア料理に感動する2時間10分の列車旅

3週間前

えちごトキめき鉄道(島津忠裕社長)が運行するリゾート列車「雪月花」の3周年を記念し2019年7月20日、27日に運行する特別便「イタリア料理と日本海の夕日」が話題を呼び、販売開始日に1時間半で完売した。同社は「3周年の謝恩企画であり、より多くのお客様に乗車していただきたい」と追加運行を決めた。5月28日午前10時から予約を受け付ける。

運行日は2019年7月31日で、直江津駅出発が午後6時40分頃。料金は同じで、1人1万6000円(税込み)。受け付けは予約センター(025-543-8988)へ。

直江津駅で出発を待つリゾート列車「雪月花」
雪月花車体


「雪月花」試運転で、全旅程を公開

特別便は、直江津ー糸魚川間を約2時間10分かけて往復し、日本海に沈む夕日を眺めながら本格的なイタリア料理を味わう贅沢な企画。2019年5月21日に公式試運転が行われ、報道関係者などに全旅程が公開された。

ペントラとコラボし初のイタリア料理

女性スタッフによるきめ細かい車内サービス
車内サービス

直江津駅1番線から「雪月花」の真っ赤な車体が動き出したのは、午後6時40分。えちごトキめき鉄道の日本海ひすいラインで糸魚川駅に向かう。さっそく、ウェルカムドリンクが配られ、旅への期待感が高まってくる。

雪月花の食事はこれまで、フランス料理と和食だったが、今回は上越市下門前のイタリアンレストラン「トラットリア ラ・ペントラッチャ」とコラボレーションし、初めてイタリア料理を提供する。

日本海に沈む夕日とピザを楽しむ

車窓から日本海に沈む夕日を眺める
車窓からの夕日

夕日に染まる有間川駅とリゾート列車「雪月花」
有間川駅

午前中は雨だったが、夕方になって天候が回復してきた。調べておいた日の入り時刻は6時53分。有間川駅に到着するまで、トキ色から茜色へ刻々と色を濃くしていく夕焼けを楽しんだ。

駅では、ペントラッチャのキッチンカーが待機しており、焼き立てのピザがふるまわれた。日本海に沈む真っ赤な夕日と、真っ赤なトマトソースを使ったマルゲリータの取り合わせは素晴らしい。

キッチンカーでピザを調理。乗客を迎えるペントラッチャの高波利幸社長(左から2人目)
キッチンカー

夕日を眺めながらピザを味わう島津忠裕社長(左)と石黒孝良営業部長
ピザを味わう社長

前菜は8種 地場産の食材ふんだんに

地下40mにある無人の筒石駅 真夏も涼しい
筒石駅

有間川駅を出発してから糸魚川駅までは、約30分かけてゆっくり進む。その間に前菜8種を楽しんだ。地場産のズッキーニを使ったパルミジャーナ、能生産の真ダコを使ったオリーブオイル煮、越の鶏を使ったサラダなど、どれも美味。実際の旅では三段重で出されるが、今回はオードブル形式で提供された。

途中、全国に5か所しかない地下駅、筒石駅に短時間停車した。地上から40m下にあり、300段を下らないと乗車できないという鉄道ファンに有名な駅だ。ここでは写真撮影だけ。

主菜はラザニアとローストビーフ

実際に提供される三段重に盛り付けした食事
実際の食事

さて、いよいよ主菜が運ばれてきた。上越産の越の丸なすを使ったラザニア、越後短角牛のローストビーフである。ラザニアにはトリュフ、ローストビーフにはバルサミコ酢を香り付けにかけてくれた。味はもちろんのこと、鼻孔をくすぐる芳醇な香気が印象的だった。

3種のデザートで旅の余韻味わう

3種類のデザートとコーヒー
デザート

糸魚川駅では30分ほど停車し、折り返して直江津駅へ向かう。列車の外は既に暗闇。帰りの車内では、デザートが用意された。上越産ブルーベリーを使ったタルトなど、3種類の盛り合わせ。豪華な列車の旅を反芻しながら、香り高いコーヒーとともに味わった。

音もなく列車が直江津駅に滑り込むと、2時間余の列車旅も終わり。残念だが、雪月花ともお別れである。秋からは新しいコースも企画しているというから再会が楽しみだ。

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