上越市中郷区稲荷山の「食堂ニューミサ」は2020年1月16日、冬季限定の新商品「酒かすかんずりみそラーメン」の販売を開始した。妙高市の辛味調味料「かんずり」と、鮎正宗酒造の酒かす、太田醸造のみその3つの風味を生かし、なめらかな食感に仕上げた。金箔入りで1杯1200円(税込み)。
看板メニューの「みそラーメン」は、大鍋でモヤシやタマネギなどを煮込んだものを使っているが、「酒かすかんずりみそラーメン」は、注文を受けてから一杯ずつ作る。スープの中には3年熟成の「かんずり」を10g入れ、ほかにトッピング用として「生かんずり」が5g付く。なめらかな舌触りから選ばれた鮎正宗酒造の酒かすは1人前に75gを使用する。
発酵食品であるかんずり、酒かす、みその風味を損なわないよう、ニンニクを控えめにし、ゴマ油はトッピング用に別添えした。味のバランスを取るため、野菜は通常の1.5倍も使用している。
2月末頃まで販売する予定だが、仕入れた酒かすがなくなれば終了する。
上田貴之社長は「ニューミサは現店舗に移転して30周年。昨年暮れ、野沢菜のかす汁のおいしさを生かそうと、スタッフが一緒に考え製品化した。今は30年前のメニューの復刻に取り組んでいる」と話す。
営業時間は午前9時〜午後9時。火曜定休。電話0255-74-2096。