新潟県立高田農業高校の食品科学科食品加工コースの生徒たちが製造するクリスマスケーキが今年も一般販売される。予約開始は2016年11月28日から。今年は定番の生デコをはじめ、大人向けの濃厚チョコ、和菓子の要素を取り入れた抹茶の計3種類。生徒たちは「より多くの方たちから味わってもらえたら」と意気込んでいる=写真=。
同コースの生徒たちが実習の一環として製造・販売するケーキや焼き菓子は毎月1回「山カフェ」として出店し、根強いファンも多い。長年続けているクリスマスケーキ販売も毎回好評を得ている。
今年のクリスマスケーキの新味は、チョコと抹茶の2種類。チョコはブラウニーと生チョコの濃厚味にイチゴやフランボワーズの酸味がきいたジャムをトッピング。甘酸っぱい大人味に仕上げた。抹茶は浮島、グレープフルーツあん、抹茶スポンジ、抹茶クリームが層になり、栗をトッピングした和風ケーキ。それぞれ担当者たちが試行錯誤し、アイデア出しから試作を重ねてきた。
クリスマスケーキ作りに向け、生徒たちは県事業の一環で、「御菓子処ほそ山」(上越市平成町)の細山剛さんと「パティスリーオラランティ」(同市中田原)の澤田俊太郎さんから各7時間ずつ、指導やアドバイスも受けてきた。
澤田さんは生徒たちへの指導で、「物を作る上で悩んだり考えることは必要。作り手の思いはあって当然だが、(ケーキの)見栄えと、食べておいしいかおいしくないかが重要」。直接プロから指導を受けることに生徒たちは「自分では考えられない新しい発見がたくさんあった」「授業で習う事以外の専門的なことも学べた」と話し、プロの技を取り入れながら商品を完成させた。
価格は生デコ6号が2000円、チョコ6号、抹茶(18cm×9cm)が各3000円。限定数は生デコ200個、チョコと抹茶が各100個。予約期間は11月28日〜12月16日の午前9時〜午後5時(不在の場合あり)。引き渡しは12月22〜25日の午前10時〜午後4時。
問い合わせ、予約は、同校食品科学科加工準備室025-526-3953。